「サンデー毎日」のマンション記事

昨日発売の「サンデー毎日」(6.8増大号)に、

「消費増税時代の首都圏マンション選び鉄則十か条」という記事が出ています。

 

消費税増税の反動による販売減、売り物件の不足、

さらに、五輪関連の影響による建築費の上昇などに伴い、

今後さらに都心の物件価格の上昇が見込まれる中、

いかに安くて有利な物件を探すかに関して、

様々なアドバイスがされています。

 

たとえば、

資産価値にこだわらない高齢者は中古物件を、

30~50代の働き盛り層は売却の可能性も意識すべき、

新陳代謝の少ないニュータウンのデメリット、等々。

 

しかし、次の二点に関しては、

マンション管理士として見過ごすことのできない問題点を感じました。

 

〇緊急輸送道路沿いの旧耐震物件は、建て替えなども迫られる可能性が高いため敬遠されがちなので、周囲より2,3割安く購入可能。

 

たしかに安いことは安いですが、

これから耐震改修を行うマンションなどでは、

資金面、合意形成面など、難題山積で、

何も知らずに入居すると、思わぬいざこざに巻き込まれる可能性があります。

もしもたまたま安く売りに出ていてしめたと思って買ったはいいけれど、
売主が、改修工事の面倒が嫌さに出て行ってしまったなどと言う事情があったりして、

そんな場合には、部屋と同時に、余計な面倒までしょい込む羽目にもなりかねません。

 

また、耐震改修工事を終えているマンションにしても、

その多くは相当の築年数を経ているはずですので、

一難去ってまた一難、

今度は「建て替え」という更に難題中の難題に関らざるを得なくなる可能性だってあります。

 

さらに、巨額の費用のかかる耐震改修で積立金を使い果たし、

新しく入居したとたんに、修繕積立金の値上げ、なんてことにも……

 

〇タワーマンションを選ぶなら、眺望のいい20階以上を選びましょう。

たしかに、20階以上からの眺めは素晴らしいものでしょう。

しかし、どんなに素晴らしい眺めでも、一週間、

いや、三日で飽きる、とは、実際にタワーマンションに暮らした方からよく聴く感想です。

 

それよりも現在は、

 

災害時のエレベーター停止、

人との接触の少なさによる精神的影響、

子供の教育上のデメリット、

巨額の修繕工事費用、

想像以上に激しい長周期地震動、

高層階と低層階の格差、

 

などなど、予期せぬ問題が次から次へて出てきています。

タワーマンション購入をお考えの際には、

眺望云々などよりも先に考えるべきことが、山ほどあるのです。

 

色々とケチを付けましたが、

タイムリーな記事なので一読をお勧めしますが、

すべてをうのみにせず、

きちんとご自分のお考えで判断されることが大切だと思います。

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