エンディングノートとマンションの終活

もしもの時に備えて、病気治療、葬儀、相続、財産、連絡先など、

必要なことを書き記しておくノートを「エンディングノート」といいます。

 

じつは、「吉祥寺マンション研究所」の久保克裕マンション管理士

そのエンディングノートの専門家でもあります。

 

お父上の久保峰雄さんが病に倒れられたときにエンディングノートに出会ったこと、

その後、自身も実践しながらエンディングノートと深くかかわってきたこと、

そんな久保さんの体験は、雑誌「AERA」(左写真)や、

NHKのテレビ番組でも紹介されました。

 

エンディングノートと聞くと、高齢者のイメージが浮かぶかもしれませんが、

最近では30代、40代の若い世代でも関心を持つ人が増えてきていると言います。…… 

東日本大震災で一瞬にして多くの命が失われたことで

みずからの死について考えるようになった若い人たちが、

エンディングノートを手にしたことをきっかけにして、

自分のこれまでの、そしてこれからの人生を、

より深く考え始めるようになっているのかもしれません。

 

さて、先日久保さんとそのエンディングノートや終活について話していた時に、

「マンションと終活」という話になりました。

これは、区分所有者が亡くなった時のマンションの処分や相続をどうするかという意味もありましたが、

それよりも、最近とみに話題に上るマンションの老朽化、建て替え、解散などを見据え、

マンションをいかに終わらせるか、マンションの最後にいかに対応するかを考えておく、

言ってみれば、マンション自体の終活といった視点がこれからは必要になってくるのではないか、

そんな内容の議論でした。

 

建物の老朽化、住民の高齢化、管理組合の機能低下、かさむ修繕費用と積立金の減少……、

年を経るごとに起こる様々な問題を手をこまねいて見過ごしていると、

いつの間にか管理組合は機能不全、スラム化が進んで、

気がついてみれば修繕も建て替えも不可能という手おくれ状態……。

 

そんなことにならないようにするためには、

早いうちからマンションの現状を把握し、

これから先の将来に向けた、確かな設計図を描いておくことが必要です。

 

60年とも100年ともいわれるマンションの寿命を、いかに快適に、充実して全うし、

そして、その最後をいかに安らかに迎えるか。

そのような長いスパンのマンションライフを見据えた、

「マンションのエンディングノート」といったものを作れないか。

 

我々は今、そんなことを考えています。

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